日本の世明け

ビートルズ、キングストン・トリオ、フランク・シナトラと、
当時の最高のアーティスト達がみんなキャピトル・レコード専属だった。

瀬戸龍介も高校の時より、そのキャピトル・レコードのアーティストになることが最大の夢だった。
シアトル・マリナーズのイチローがメージャー・リーグでプレイをするのが夢だったように、
彼はその夢だけをかついで渡米した。しかし、飲まず食わずの毎日…

でも、ついにそんな彼にもチャンスが訪れた!

サンタモニカのトルバドールというライブ・スポットのオーデションに合格したのだ。
当時、キャロル・キング、ジェームス・テイラーらのプレイする
ウェスト・コーストの最高のスポットだ。

その日、各メジャー・レーベルはみんな新人発掘に来ていた。
日本からのロック・グループ、”EAST”は、最高の出来だった!
そしてメージャー3社から次々とオファーがあった!
勿論、答えはキャピトルだった!

彼らのファースト・アルバム「EAST」は
エルトン・ジョンのアルバムと並んで、ビルボード10位の快挙であった!

その後、小澤征爾、武満徹らと世界的な琵琶の演奏家の鶴田錦史に師事し、
アルバム「五六七」「KEGON」を次々に発表した。
ただ、音楽業界の中で不自由に活動することにあき足らず、彼は自分のビジネスをスタートさせた。

そして、かねてからの夢のレコーディング・スタジオを完成し、
今、彼は、新たなる出発点に立っている。

世界に向けて常に、新たなるニュー・フロンティアを追求し続ける瀬戸龍介。
彼の心は今、何を見ているのであろうか?

待望の新刊「日本の世明け」


著:瀬戸龍介 
A5判ソフトカバー・本文128ページ・書籍
発行人:谷 正風 / 発行所:由風出版 / 発行日:2016年1月11日初版
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